認知症の人にこそ大切な「ほめる」こと

D・カーネギーの超訳版である本書を今回開いて、最初にこの言葉をご紹介したくなりました。
「トッシーのハッピー介護」の中で、介護される方も認知症の方も双方が楽しく暮らすために3つの大切なことをまとめた図をご紹介していますが、その中のひとつに「ほめる」があります。これを作成した当時はD・カーネギーのこの言葉は頭になかったと思いますが、改めてこの書を手にし、ますます「ほめる」ことの大切さを再認識した次第です。

「超訳 カーネギー 人を動かす」009より
・・・・・・・・・・・・・・・

叱るのではなく、褒める

けなされて気分が良くなる人はいない。小言をいわれて喜ぶ人もいない。叱られて嬉しくなる人もいない。
確かに批判されると、どんな人でも気分を害して、やる気をなくしてしまうものだ。
しかし、褒めてもううと誰もが気分を良くして、やる気を起こす。人を動かしたいなら、長所を指摘して意欲を高め、行動を起こしたいという気持ちにされることが大切だ。

・・・・・・・・・・・・・・・
出典:D・カーネギー著 弓場 隆史 訳「超訳 カーネギー 人を動かす」(ディスカヴァバー・トゥエンティワン)