大切なのは、人生の解釈力

このサイトのテーマともいえるのが、「見方を変える」ですね。
当初から、「見方を変えれば、介護も変わる!」「見方が変われば、すべてがハッピー!」など、「見方を変える」という言葉に親しんできました。
それが、この著者との出会いで何とも新鮮な響きで入って来たのが「解釈」と言う言葉です。どちらも同じような意味を持っている言葉だと思うのですが、なぜかこの言葉に惹かれたものです。

「運気を磨く 心を浄化する3つの技法」」P196より
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人生の「解釈力」こそが「良い運気」を引き寄せる

(前略)ある人が、海外出張中に自動車を運転していて、一瞬のミスから大事故を起こし、病院に担ぎ込まれた。しかし、大手術の結果、一命は取り留めたものの、左足を切断するという結果になってしまったのである。
麻酔から覚め、その現実を知ったこの人は、一瞬の不注意によって人生を棒に振ってしまったことを思い、悲嘆のどん底に投げ込まれていた。
しかし、事故の知らせを受けて日本から駆けつけたこの人の奥さんは、病室に入るなり、旦那さんを抱きしめ、何と言ったか。

「あなた、良かったわね!
命は助かった!
右足は残ったじゃない!」

このエピソードが、我々に教えてくれる、大切な「人生の真実」がある。

何が起こったか。
それが、我々の人生を分けるのではない。
起こったことを、どう解釈するか。
それが、我々の人生を分ける。
(後略)

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出典:田坂広志著「運気を磨く 心を浄化する3つの技法」(光文社新書)