いかなる時でも感謝する
💖稲盛和夫著「心。」P38より ※画像は本文とは関係ありません。
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よいときも悪いときも
感謝の思いで受け止める
(前略)
いまどれほど順風満帆であろうとも、それが未来永劫続くわけではない。それにおぼれて驕り高ぶることなく、つねに謙虚な気持ちで自らの行いを律するとともに、感謝の念を忘れてはなりません。
そして、災難、苦痛、不幸といった状況に直面しているときこそ、実は感謝する「絶好の機会」なのです。なぜならば、そうした過酷な環境や厳しい出来事が私たちの心を鍛え、魂を磨いてくれるからです。
したがって、嘆いたり恨んだり愚痴をこぼしたりせず、それに対して「ありがとう」という。すべてを前向きにとらえて受け入れ、感謝して、明るい気持ちで前に歩んでいくことです。
そのためには、「いつ、いかなるときでも感謝するのだ」と理性でインプットしておくことが必要になってきます。つねに「ありがとう」といえる心の準備をしておくのです。
(後略)
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出典:稲盛和夫著「心。」(サンマーク出版)