目の前にいる時に大切に接する
💖小林正観著「楽に楽しく生きる」P138より ※画像は本文とは関係ありません。
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その人を大事にできるのは、目の前にいるこの瞬間だけ
私たちは、人との別れを体験したときに、悔やみ悲しむだけで終わってはなりません。今、当たり前のように、家族や友人、知人が目の前にいます。しかし、「もしかしたら明日はもう会えないかもしれない」ということを、死別という現象を通して、亡くなった人たちが教えてくれているのかもしれません。
つまり、「今度会ったときに楽しい時間を過ごせばいいや」というのではなくて、「なぜ、今、目の前にいるときに、その人を最大限に大切にしないのか」ということを、神は問いかけているのだと思います。
私は、「家族や親族、友人たちが死んだときに泣かないようにしましょう」という話を講演会ですることがありますが、泣くということは、もちろん悲しいということでもありますが、「あれをしておけばよかった、これをしてあげればよかった」という後悔もあるのではないでしょうか。
もし、そう思うのだったら、生前やってあげればいいんですよね。生前やってあげるというのは<目の前にいるときに大切に接する>ということです。
その人に会うたびに、今、できることに全力を傾けて、その人を最も大事だと思って接していけば、たとえ、今日その人が死んでしまっても、受け入れられるものです。
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出典:小林正観著「楽に楽しく生きる」(株式会社栄光舎)
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