感情が乱れた時の効果的な対処法(2)
💖堀田秀吾著「最先端研究で導き出された『考えすぎない』人の考え方」P91より ※画像は本文とは関係ありません。
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感情が乱されたときは「10」数えてリセットしよう(つづき)
現在、脳科学では怒りのメカニズムの研究がかなり進んでいます。
私たちは怒りを覚える出来事があると、脳内で神経伝達物質であるアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。顔が赤くなったり、血圧が高くなったり、心臓の鼓動が早くなったりするのもこれらの神経伝達物質によるものです。
しかし一方で、脳はこの怒りを抑制する機能も持っています。これは主に前頭葉によるもので、前頭葉が働くと感情の爆発を冷静な思考でおさえてくれます。
ただ、前頭葉はすぐには働きません。感情がわいてからだいたい4~6秒かかることが分かっています。
逆に言えば、最初の4~6秒をやり過ごせれば、感情に流されずに冷静にものごとを見られるというわけです。この対処法は怒りだけに限らず、恐怖やねたみなどのネガティブな感情にも同じことが言えます。
気持ちがず~んと重くなったりしたときも、その気分に意識を向けるのではなく、まずは息をふ~と吐いて、10ゆっくり数えてください。
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出典:堀田秀吾著「最先端研究で導き出された『考えすぎない』人の考え方」(サンクチュアリ出版)
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