適度のストレスで生き生き生きる
💖前野隆司著「実戦 ポジティブ心理学 幸せのサイエンス」P78より ※画像は本文とは関係ありません。
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いいストレスは人を成長させる
ポジティブ心理学の目的は、ひと言でいうと「幸せになること」です。幸せな状態とは何かというと、ストレスや不安や悩みがなくて、楽観的で前向きでレジリエンスが高く、人とのつながりがあること。そして夢や目標を持っていることです。
(中略)
ある家族がおばあちゃんと一緒に住んでいて、何か問題が起きたり、悩みがあったりすると、みんながおばあちゃんに相談していたそうです。ところが、おばあちゃんも高齢になったので、あまり心配をかけてはいけないから、これからは何があってもおばあちゃんには相談しないでおこうと決めた。しかし、家族から相談を受けなくなったおばあちゃんは、以前に比べて元気がなくなり、物忘れもひどくなってしまったそうです。
この話の教訓は何かというと、人はある程度の刺激やストレスがあってこそ、生き生きと生きられるということです。そういう意味においては、ストレスがまったくない状態よりも、あったほうがいい。筋肉でいえば、まったく筋トレをしないと筋肉が落ちて、体がなまってしまうのと同じです。
適度なストレスは人をいい状態にし、幸せを維持するために必要だけれど、過度なストレスは人を不幸にするというわけです。
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出典:前野隆司著「実戦 ポジティブ心理学 幸せのサイエンス」(株式会社PHP研究所)
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