自分の尺度でしあわせ感を測る(2)

💖中野信子著「新版 科学がつきとめた『運のいい人』」P40より ※画像は本文とは関係ありません。
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運のいい人は自分なりの
「しあわせのものさし」をもつ(つづき)

たとえば前述したナディーヌ・ロスチャイルドは、「ひとりでお茶を飲むときにも、ふちの欠けたカップではなく、いちばん上等なカップを使うべきだ」と言います。しかし仮に、ふちの欠けたカップが大事な人からの贈り物で、長年愛用してきたものであるなら、そのカップを使ったお茶の時間は心地よいひとときになるでしょう。そんなカップならずっと使いつづけてもよいのです。
とはいっても、「仮にそうだとしても、私ならふちの欠けたカップは使いません」とナディーヌ・ロスチャイルドならきっぱり言うかもしれません。
つまり、ふちの欠けたカップを使うかどうかはその人次第。大事なのは、自分が心の底からどう感じるか、自分の脳がどうするかをきちんと見極めて、それに従って行動することです。
他人の尺度ではなく、自分の尺度で行動する。他人がどう思うかではなく、自分が心の底から「心地よい」「気持ちよい」と思える行動をするのです。
運のいい人というのはさらに、自分のものさしで測った自分が心地よい、気持ちよい」と思える状態を積極的につくり出す努力をします。

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出典:中野信子著「新版 科学がつきとめた『運のいい人』(株式会社サンマーク出版)
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