もっと気楽に構えて、70点を目指す(1)
💖斎藤茂太著「『今すぐできない!』自分を変える本」P132より ※画像は本文とは関係ありません。
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「70点で合格」の意識をもつ
ここで、学生時代のテストを思い出してほしい。英語のテストだ。
優等生のA君は、ひとつだけスペルの間違いがあり、95点だった。絶対に満点を取るつもりだった彼は、歯ぎしりをしながら悔しがっている。
一方のB君は70点だった。彼の目標は「赤字をとらないこと」。当然、彼は飛び上がって喜んでいる。
さて、あなただったらA君とB君、どっちになりたいだろうか。
点数だけ見れば、A君のほうがずっと上だ。しかし、彼は目標が高すぎるため、今後も同じような屈辱、挫折を味わうだろう。
B君のほうは、気楽だ。赤点をとらず、留年さえしなければそれでいいと考えている。これからも、しっかりと目標をクリアして、楽しい学生生活を送っていくだろう。
わたしたちの仕事や人生も、まったく同じこと。
完璧主義者は、とにかく自分に「100点満点」を求める。しかも、彼らの多くがオール・オア・ナッシング思考で、100点でなければ意味がない。95点では許せない、と考えてしまうのだ。
(つづく)
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出典:斎藤茂太著「『今すぐできない!』自分を変える本」(KKベストセラーズ)
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