すべては自分の「思い」通り(1)

💖西田文郎著「No.1理論」P31より ※画像は本文とは関係ありません。
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人は「思い」の通りに生きている

世間ではよく「人生は思い通りにならない」とか「人生はままならない」といいます。しかし、それはまったくのウソです。人生は思い通りになるし、意のままになります。それどころか、人の「思い」が未来をつくりだすのです。
動物は未来を想像できません。現実のネズミやイヌは、たとえ言葉をしゃべれても、マンガのミッキーマウスやスヌーピーのように、夢や希望を持つことはできないでしょう。なぜなら未来を想像するのは、大脳新皮質の前頭葉の働きだからです。
人の脳の表面は大脳新皮質という、厚さ3~4ミリほどのシワシワの層で覆われています。大脳新皮質は、魚やハ虫類にほとんど存在しない哺乳類の特徴ですが、そのうち額の部分にあたる前頭葉は「人間の脳」ともいわれ、哺乳類でも人間だけに極めて大きく発達しています。人間と哺乳類を区別する素晴らしいイマジネーションやクリエイティブな力は、すべて前頭葉から生まれてくるものです。
私たちが当たり前のものとして利用している自動車や飛行機、冷蔵庫やストーブも、一番最初は「こんなものがあったらいいな」という形で、昔の人の前頭葉に宿った「思い」でした。そういう「思い」を一つひとつ現実化してきたのが人類の歴史であり、文明や科学技術の進歩です。「思い」を現実化する動物、それが人間です。

(つづく)

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出典:西田文郎著「No.1理論」(現代書林)
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