100パーセントを望まない
💖「モタさんの楽ラク人生術」斎藤茂太●解説書● P91より ※画像は本文とは関係ありません。
―――――――――――――――――
不足を残しておこう。
それが未来への情熱を生む
何事にも不足を残す。これが大事なことです。これまで何度も「人間は100パーセントを望んではいけない」と申し上げてきました。60パーセントで満足するということは、40パーセントが不足ということですが、これが大事なんですよ。
たとえば、旅行ではあちらこちらを見て歩きますが、どうしても行きたかった場所に行けないこともあります。時間がなくて、あるいは地理がわからなくて残してしまうことがあります。そうすると、この次はもっと詳しく調べてそこへ行きたい、それを見たいという情熱がわくじゃないですか。そう考えれば、不足を残すことも大事です。
私も世界中を歩いていると言われていますが、ヨーロッパの黒海に流れ込むドナウ川の河口はまだ見たことがないので、いつかは行ってやろうと思っています。
それから、近場では、日本一の大河、利根川の源流も知りません。そこは険しい山の中にあるので、テントを背負って行かなければなりません。私は山登りが専門ではないのですが、いつかは行ってやろうと思っています。
―――――――――――――――――
出典:「モタさんの楽ラク人生術」斎藤茂太●解説書● (発行所:ユーキャン)
💖毎朝7時更新!今日もハッピー!