人類の誇り、偉大な〝喜ばせ上手〟(2)
💖高橋伸忠著「心の持ち方一つで人生が変わる」P250より ※画像は本文とは関係ありません。
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喜ばせ名人(つづき)
入獄するとき、「自分はいままで相手を敵として戦ってきた。しかしこれからは、これほどまでに厳しく自分たちを追い詰める彼らが、どんな立場で、どのような考え方をもっているのか、まずそれをきちんと知ることが大切だ」と考えるようになったそうです。
その思いを実践し続けた結果、〝裁き〟ではなく、〝赦し〟という寛大な心が芽生えました。
私はこのことを知ってからすっかりマンデラさんのファンになり、その収容所を訪ねました。二畳ほどの獄の中で毎日体操をして健康を保つとともに、常に謙虚な態度で看守たちにも接したので、やがて皆マンデラさんを尊敬するようになったそうです。
(中略)
〝怒り〟も〝恨み〟をものみ込んで、自分の生命までも狙う〝敵〟を赦し、笑顔をもって和解を実現したことはまさに人類の誇りです。これ以上偉大な〝喜ばせ上手〟の方は、もう二度と表れないとも言われています。
私はこれからも、マンデラさんとガンジーさんに学んでしっかりと生きていきます。
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出典:高橋伸忠著「心の持ち方一つで人生が変わる」(株式会社PHP研究所)
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