笑顔のチカラ

💖門川 義彦著「笑顔のチカラ」P41より ※画像は本文とは関係ありません。
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笑顔で気分がよくなる

意図的にでも笑顔をつくれば、気持ちもそれにつられて楽しくなってきます。というのも、顔の表情筋や目の周辺の筋肉(眼輪筋)を意図的に動かすと、楽しい感情を湧き起こさせる神経が脳内で活発に作用し、脳波はアルファ波が出やすい状態となってリラックスしやすくなるからです。これはカルフォルニア大学のポール・エクマン博士らの研究です。スポーツ選手ほどガムを噛んだり、笑顔をつくったり、舌を出したりしますが、これは彼らが自然に身に付けたリラクゼーションの方法なのでしょう。
関西学院大学の八木研究所で面白い実験をしました。自然に笑った時と笑顔をつくった時の、顔の血液の流れの変化を調べてみたのです。最初は自然な笑顔が出やすい快感状況で調べ、嫌なものを見た時と不快時の血液を比較します。次に、不快時に快感時の笑顔を形だけつくって、同じ比較をしてみました。
結果は、たとえ無理につくった笑顔であっても、自然に笑った時と同じように血液の流れはよくなることがデータで証明されたのです。作り笑いでも、医学上は同じように身体は反応してしまいます。そして、血液の循環がいいということは体にもいいことです。この結果にはちょっと驚いたものです。
(後略)

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出典:門川 義彦著「笑顔のチカラ」(株式会社アルマット)
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