「もうひとりの自分」の目をさます
💖枡野俊明著「禅、シンプル生活のすすめ」P78より※画像は本文とは関係ありません。
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「もうひとりの自分」に気づく
―――――あなたのなかの「主人公」を見つける
「主人公」は無限の可能性をもっている
最も自由に、最もラクに生きるために、禅では「自分はこういう人」と決めつけないことが大事だと説きます。
たとえば、こんなふうに考えてみてください。
自分のなかにもうひとりの自分がいる。そのもうひとりの自分は、いつもの自分より自由で、たくさんの可能性に満ちている。その人こそ、実は本来の自分。自分のなかにいる、真実の主人公。
この「主人公」という言葉、もとは禅語です。ある高名な僧侶は、自分を「主人公」と呼んで「はい」と答え、「目を覚ましているか」と尋ねて「はい」と答える。という問いかけをひたすらくり返したといいます。
社会では、誰もがなんらかの役割を担っています。サラリーマンであるとかお母さんであるとか、中華料理店のコックさんとか。それは確かに「自分」に違いありません。でも、実はもうひとりの自分がいる。その人こそ、自分のなかの「主人公」。
さあ、あなたも、「もうひとりの自分」の目をさまさせてください。
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出典:枡野俊明著「禅、シンプル生活のすすめ」(株式会社三笠書房)
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