自分を愛する方法(2)
💖マーシー・シャイモフ著 茂木健一郎訳「もっと『脳にいいこと』だけをやりなさい! 確実に自分を変えていく方法」P120より ※画像は本文とは関係ありません。
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自分の中のあらゆるものに「いいところ」を探す(つづき)
このアプローチがもたらすポジティブな影響は測定することができます。
ポール・ギルバート博士が率いるイギリスの研究者チームは、人は訓練を受けると、自分自身のあらゆる面――自己批判的な傾向でさえ――を愛し、思いやりをもてるようになることを明らかにしました。精神的苦痛、うつ状態、不安、自己批判、恥ずかしさ、劣等感などが著しく減る一方で、自分をなだめ、自信をとり戻す能力がアップしたのです。
「なぜ、飛べるのに歩いているの?」という本を書いたイーシャは、真の自己愛とは、自分の人間としての体験を、そのままで完璧なものとして受け入れることだといっています。怒ったり、悲しんだり、愛したり、わがままになったり、時には寛大になって当然です。自分は何も悪くないということを受け入れてください。そうすれば『私は他の誰にもなりたくない。ありのままの自分を愛しています』といえるようになります。
この状態になると、ずっとなりたいと望んできた人間になっているのです。恐れをもとにした行動を超越し、自分の限界を超えることができます」
ほとんどの人がそうであるように、あなたも「自分が変わるにはこうするしかない」と思って、自分を責めるかもしれませんが、人は自分を心から受け入れ、愛することができてはじめて、変わることができるのです。
(後略)
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出典:マーシー・シャイモフ著 茂木健一郎訳「もっと『脳にいいこと』だけをやりなさい! 確実に自分を変えていく方法」(株式会社三笠書房)
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