おもしろそうかどうか?(3)
💖中野信子著「科学がつきとめた『運のいい人』」P65より ※画像は本文とは関係ありません。
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運のいい人は「おもしろそうかどうか」で決める(つづき)
(中略)
ところで、面白さを判断基準にするとよい理由は、その方がやる気が出るから、という面もあります。
前にも述べましたが、人が「おもしろい!」「おもしろそう!」などと感じているときには、脳内の報酬系が刺激されます。すると脳内の伝達物質であるドーパミンが分泌されます。ドーパミンは「やる気」のもととなる物質です。
つまり、何かを選択して行動する時、正しいかどうかで判断するよりも、おもしろさで判断したことの方がやる気を持って行えるのです。
さらに、ドーパミンは中毒性があるため、やりはじめてうまくいくと「もっとやりたい」「もっとやってみよう」という気持ちが起こります。
正しいかどうかで決めたことと、おもしろそうかどうかできめたこと、どちらの結果のほうがうまくいきそうかはいうまでもありません。
(つづく)
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出典:中野信子著「科学がつきとめた『運のいい人』」(株式会社サンマーク出版)
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