「指摘しない、議論しない、怒らない」

💖上田 諭著「不幸な認知症 幸せな認知症」P84より ※画像は本文とは関係ありません。
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家族や友人が認知症と診断されたとき、
対応の鉄則が3つあります。
「指摘しない、議論しない、怒らない」
あなたの生活をこれまでと少し変える気持ちで
ご本人を見守ってあげてほしいのです。

(前略)
気になることがあると、私たちはつい指摘してしまいます。でも、できないことを自覚しているご本人がいちばんつらいのですから、「さっきも聞いたわよ」「何やってるの!」などと指摘しないようにしたいのです。
また、ご本人が妄想に悩まされ「誰かが盗ったのではないか」と言ったようなときに「そんなことあるわけないでしょ!」と正論を言って議論しないでください。議論をしても意味がないのです。
そしてこれまでできていたことができなくなっても、怒らずに助け、一緒にしてあげてほしい。
気持ちを切り替え、生活を変え、これから共にいきいきと生きていくのだ、と心を決めていただきたいのです。

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出典:上田 諭著「不幸な認知症 幸せな認知症」(株式会社マガジンハウス)
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