顔を上げて、相手の顔を見る
💖ポーポー・ポロダクション著「人間関係に活かす!使うための心理学」P ※画像は本文とは関係ありません。
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相手の考えていることを理解するには?
~顔を上げて、相手の顔を見ること~
人間関係では、相手が何を考えているかを感じる(理解する)ことはとても大事である。相手が人間関係の中で、泣いたり、笑ったり、怒ったりするような情動体験の積み重ねが前提となる。そして、それを基礎として、相手の気持ちを思いやったり、想像したりしながら培われていく。小説や映画などを観て、感情移入して泣いたり、喜んだりすることも大事なのである。
(中略)
相手の心を読みにくいと思っている人は、今からでも遅くない。顔を上げて相手の表情を見ながら会話をするべきである。脳には、顔だけに反応する細胞がある。日本人同士の微妙な顔の差に気がつくのは、その細胞が発達しているためである。さらに、顔を見ることで顔を認知する細胞が発達する。いろいろな人の顔を見るとよい。するといろいろなことに気がつくであろう。
心理学者のカシオッポは、好きと嫌いの感情によって、顔のどの部分が動くかを実験している。それによると好意を持ったときは、頬の頬骨筋が活性化し、嫌悪感を持ったときは眉の上にある皺眉筋が活性化することを突き止めている。本当かどうかチェックしてみるのもよい。
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出典:ポーポー・ポロダクション著「人間関係に活かす!使うための心理学」(株式会社PHP研究所)
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