相手の感情に理解を示す(2)
💖アンソニー・ロビンス著「一瞬で自分を変える法」P185より ※画像は本文とは関係ありません。
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感情〟に理解を示すだけで「いいことづくめ」の結果が!(つづき)
例を挙げよう。あることに関して、「あなたは完全に間違っている」と言われたあなたが、それと同じ強烈さで、「いいえ、私は間違ってなどいません」とやり返したなら、ラポールは保たれるだろうか。もちろんそうはいかない。争いが起き、相手は反発するだろう。
そうではなく、その人に対して、「このことに関して、感情的になられるお気持ちはよくわかります。そこで私の言い分にも耳を貸していただければ、お考えも変わるかもしれません」と、答えてみたらどうだろう」
お気づきと思うが、決して相手の言うことに同意する必要はない。まずは相手の感情に理解を示し、尊重することが大切なのだ。
さらに、相手の意図も理解することが可能だ。たとえば、意見が対立してしまうと、相手の意見を理解しようとも思わず、相手の言い分に耳を貸そうともしなくなる。しかし、ラポールを築くための3つのフレーズを使えば、相手の意見に耳を傾けられるようにもなる。その結果、相手を理解し、正しく評価するための新しい方法が見つかるだろう。
相手が自分の意見が受け入れられたと感じれば、争いになることはない。意見の衝突が回避できるどころか、新しい可能性させ生まれてくる。この方式は誰でも使うことができる。相手が何と言おうと、その中に何かしら理解し、尊重し、同意できる部分を見つけ出せるだろう。
あなたに争うつもりがなければ、争いは起こり得ないのである。
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出典:アンソニー・ロビンス著「一瞬で自分を変える法」(株式会社三笠書房)
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