顔はけっこう嘘をつく
💖門川 義彦著「笑顔のチカラ」P16より ※画像は本文とは関係ありません。
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顔はけっこう嘘をつく
楽しい時や気分がいい時は、誰でも自然に笑顔になるものです。これは、その人の感情が素直に表情となって表れているケースです。そうした自然な笑顔に触れて気分を悪くする人はいません。
しかし、ストレスがいっぱいの現代社会で生活している私たちにとって、楽しい時間は一日の中でどれほどあるのでしょうか。嫌な出来事があったとしても、周囲のことを考えて、外面的には感情を表さないようにしていることの方が多いのではないでしょうか。状況によっては、おかしくもないのに笑ったり、うれしくもないのにうれしそうな顔をしなければならないこともしょっちゅうです。
アメリカで長年にわたり、コミュニケーションの研究をしているアルバート・メラビアンは、目の前にいる人に対して「その人がどのような人物か」をイメージする時、その人が発する言葉から判断されるのは、わずか7%で、38%が声の質、55%は顔の表情によると述べています。つまり、私たちは人と会話をしていても、半分は顔の表情によってその人の人物像を判断していることになります。
逆にいえば、人はそうした事実を感覚的にわかっているからこそ、心の内とは違う表情を顔に表そうとするのです。だから、顔は自分の感情に対し、けっこう嘘をついていると言い換えることもできるでしょう。
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出典:門川 義彦著「笑顔のチカラ」(株式会社アルマット)
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