「元気そうだね」と笑顔で声をかける

💖和田秀樹著「ほめ言葉のの力」P143より　※画像は本文とは関係ありません。
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「元気そう」といわれると、
人はほんとうに元気が出てくる

久しぶりに友人と顔を合わせたとき、つい交わしてしまう言葉があります。
「元気そうだね」と笑顔で声をかけると、「きみこそ元気そうでよかった」という笑顔が返ってくるのです。
でも、ほんとうに元気かどうか、それはわかりません。
おたがいに元気なところを見せたいから、精いっぱい、笑顔を浮かべているときもあるでしょう。
あるいはあんまり元気じゃなかったのに、友人の顔を見たとたんに元気が出ただけかもしれません。じつは、どっちでもいいのです。
一つだけたしかなことは、「元気そうだね」と言われると安心することです。
「そうか。オレは元気に見えるんだ。じゃあ、まだまだ大丈夫だな」と思うのです。
これがもし、久しぶりに顔を合わせた相手から「どうしたの？　元気ないね」といわれたら困ります。
「オレってそんなに落ち込んで見えるのかな」と思うと、よけいに心細い気持ちになってしまいます。
そこでみなさんに心していただきたいことがあります。
「元気そうだね」のひと言は、相手を安心させてほんとうに元気づけることがあります。
「ちょっとメゲそうだ」という気持ちになっている人が、「元気に見えるんならまだ大丈夫だ」と自分を励ますことができるからです。

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出典：和田秀樹著「ほめ言葉のの力」（株式会社新講社）
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