できるようなふりをする(1)

💖アンソニーロビンズ著「一瞬で自分を変える法」P126より ※画像は本文とは関係ありません。
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疲れた時〝胸を張る〟!

疲れた時に、方を落とし、大きな筋肉の力を抜いてやると、「疲れた」というメッセージが脳に送り続けられ、本当に疲れた気になる。しかし、姿勢をしゃんとし、気持ちを振るい立たせて疲れていないと思えば、内面的イメージも変わり、疲れの感じ方にも変化が起こる。
「疲れた、疲れた」と思っていると、どこまで行っても疲れたままだ。しかし、てきぱきと仕事を片づける力が自分にはあると口に出し、意識面でもそおとおりの調整を行えば、身体もそうなっていく。生理学的な変化が精神状態をも変えるのである。
今日、科学の世界では、病気か、健康か、あるいは元気いっぱいか、落ち込んでいるかは、「自分で選べる」というのが常識となりつつあるようだ。
「楽しくやるより、憂鬱になりたい」と、口に出して言う人はいないが、ここで落ち込んでいる人の行動について考えてみよう。
落ち込んでいる人には、非常に明確な特徴があるので、ひと目見ただけで、それとわかる。まず、歩く時は下を向いている(彼らは体感覚を重視し、気が滅入る話だけを自分に語りかける)。肩を落とし、息は弱く、浅い。肉体をうつの状態に追い込むことばかりする。
うれしいことに、高揚感を味わうのも簡単だ。私なら、内面的イメージにはまったく手を加えずに、うつ状態を一瞬にして変えることもできる。
背筋を伸ばして立ち、胸を張り、腹の底から深く呼吸し、顔を上げ、身体を動かしていれば、落ち込んでなどいられなくなる。それが能力を発揮するための生理なのだ。あなたの脳には、精力的に能力を発揮しろというメッセージが届けられ、身体はそのとおりになっていく。
(つづく)

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出典:アンソニーロビンズ著「一瞬で自分を変える法」(株式会社三笠書房)
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