いつも肯定的に考える(2)

💖リチャード・カールソン著「小さいことにくよくよするな」P122より ※画像は本文とは関係ありません。
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「できない」と言うとできなくなる(つづき)

あるクライエントが私に言った。「恋人とうまくいったことがないんです。私がいつもだめにしちゃって」。そう、彼女の言うとおりだ。彼女はだれかと出会うたびに、新しい相手に捨てられる理由を探すのだ。デートに遅れると彼女は相手に言う――「私っていつも遅れちゃうのよね」。彼と意見がくいちがうと彼女は言う――「私っていつもケンカになっちゃうの」。こんな女はもうごめんだと彼に思わせるのは時間の問題だ。すると彼女は自分にこう言うのだ――「ほら、まただわ。私って恋人とうまくいったことがないのよね」。
彼女は悪いほうへ悪いほうへと考える癖を直すことを学ばなければならなかった。「私っていつもそうなのよ」と言いかけたとき「そんなのおかしいわ。私はいつもなにもしていないもの」と自分に言い聞かせる必要があった。自分の限界を口にするのはたんなる癖で、もっと肯定的な考え方に変えられると知る必要があった。いまでは彼女はずっと前向きになった。昔の癖が出そうになると、そんな自分を笑いとばせるようになった。

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出典:リチャード・カールソン著「小さいことにくよくよするな」(株式会社サンマーク出版)
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