いまいるところが極楽

💖赤根 祥道著「心が晴れる 禅の言葉」188より ※画像は本文とは関係ありません。
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一心不生
いっしんふしょう

いま目の前のことにベストを尽くす

人はよりよくなろうと思って、無理なことに挑戦する。なぜ、いまのことにベストを尽くせないのだろうか。一番慣れた仕事を思うようにこなせなくて、やったこともない仕事に挑戦するのは、心に迷いが生じているからだ。「一心生きぜられば、万法咎無し」(※とがなし)[信心銘] ※追記
あれがよい、これはよくないという分別のさもしい心さえ起こらなければ、この世に存在するすべてのものは、そのまま仏なのだと見えてくる。いまいるところが極楽なのだ。この極楽の中で、迷うことなく、自己実現の努力をしていくことが、一番貴いことなのだ。
心に小智が働いているうちは、何をやっても、成功はしない。もっと、分別を捨てて、裸になって、仏の大智をそのまま自己のものとして生きてこそ、人生の成功はある。

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出典:赤根 祥道著「心が晴れる 禅の言葉」((株)中経出版)
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