自分が幸せになるために

💖山崎 房一著「心がやすらぐ魔法のことば」P194より ※画像は本文とは関係ありません。
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すべて言葉で決まる

私が特に執念深い男なのかもしれないが、30数年前、ある人に言われたひと言が未だに心の深手となっていて、ひょっとしたことでその人を思い出すと、昨日のことのように腹が立ってくる。私の心をこんなにまで傷つけようと、その人が思っていなかったことは確かである。けれども、言われた私の胸のうちは未だにおさまっていない。
家庭や職場でお互いが最も影響しあうのは、お互いの口から出る言葉である。お互いの胸のうちにある心ではない。それなのに私たちは、心ばかりを重要視してきた。そのあめ、よいことを実行しようとする場合、まず心を変えてからやろうとする。しかし相手の言動に左右されて、結局は実行しようとする気持ちを失ってしまう。
仕事をしていても不機嫌な奥さんのことが気になるDさん。どうしてなんだろう。今日、帰ったらやさしい言葉をかけてやろうと思った彼は、奥さんの好きな和菓子を買って帰った。
「無駄な買い物はしないで」と一言、ぴしゃり。
いやな女房だなあと思ったとたん、やさしい言葉はDさんののどの奥へ引っ込んでしまった。
いつも夜中に酒の嗅いをプーンとさせて帰ってくる夫に対して「ご主人は外で働いているのだから、やさしい言葉のひとつでもかけてやりなさい」と言われても、夫の顔を見れば奥さんの頬はピクピクひきつって、やさしい言葉どころではない。
相手はどうでもいい。自分が幸せになるために、自分の心の壁を乗りこえるためには、自分に対する相手の言動を気にしない。たとえそのときは腹が立っていても、そのままそっと横に置いて気にしない、安心する。とにかく、肝をすえてやさしさを演出する。そのようにすれば、自分が実行しようと思うよいことが簡単に実行できる。横に置いた心もそれに連動して変わってくるものである。

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