ものの見方を変える方法(2)
💖ケリー・マクゴニガル著「最高の自分を引き出す法 スタンフォードの奇跡の教室 IN JAPAN」P100より ※画像(生成AI)は本文とは関係ありません。――――――――――――――――――
上手に「ものの見方を変える」にはどうすればいいですか?(つづき)
今日の講演ではお話しできませんでしたが、ある研究によって、頭の中で考えていることをコントロールするのは非常に困難であることがわかっています。
考え方を変えようと思えば思うほど、かえってその考え方にとらわれてしまうのです。
これは「皮肉なリバウンド効果」と呼ばれており、何かについて考えないようにすればするほど、そのことばかり考えてしまいます。
ですから、物の見方を変えたいと思ったら、むしろ体の状態を変化させて心を落ち着けるという、いわば裏ワザを使うのがいちばんよいと思います。
あるいはものの見方を変えるといっても、新しい服を試着するようなものだと思えば、気楽にできるかもしれません。
自分がお手本にしている人のことを考えて、その人だったらこの問題にどう対処するだろう。と想像してみるのもよい方法です。
たとえば自信のないとき、もっと自信をもち、勇気を出してがんばりたいと思ったら、勇気のある人のことを思い出し、あの人だったら、この問題をどう考えるだろうと想像して、自分も同じように考えてみるのです。
言ってみれば、これも意志力の実験のようなものです。
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出典:ケリー・マクゴニガル著「最高の自分を引き出す法 スタンフォードの奇跡の教室 IN JAPAN」(大和書房)
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