幸せの正体

💖ひすいこうたろう著「3秒でハッピーになる 超名言100」P214より ※画像(生成AI)は本文とは関係ありません。
――――――――――――――――――

幸せというものは
そうやすやすとくるものではない。

時には不幸という帽子を
かぶってやってくる。
だからみんな逃げてしまうが
実はそれが幸せの正体だったりする。

〇〇〇〇〇坂村真民(詩人)

ラッピングされた「不幸」の正体は愛

童話『青い鳥』のお話を覚えていますか?
クリスマスイブの夜、チルチルとミチル兄妹の前に魔法使いの老婆が現れます。老婆から「青い鳥を探してきてくれ」と頼まれ、2人はまぼろしの青い鳥を探しに世界を旅します。
「未来の国」では、これから生まれてくる子どもたちが生まれるそのときを待っていました。そのときが来ると、”時のおじいさん”が呼びに来て地球へ降りていきます。しかし、その時が来ても、行きたくないという男の子がいました。男の子には恋人がいたから、別れたくなかったのです。男の子は”時のおじいさん”にお願いをしますが、認めてくれず、女の子は泣き出しました。
「この子は死にに行くんじゃないぞ、生まれに行くんじゃないか!」
そう言って”時のおじいさん”は2人を引き離してしまいますが、このとき、女の子は男の子にこう叫ぶのです。
「ね、しるしをちょうだい、なにかしるしを! 地球であなたをどうやって探していいか、教えてちょうだい」
男の子は答えました。
「ぼく、いつでも、キミを愛しているよ」
女の子は、地球で出会ったときに、自分だとわかってもらうためのしるしを、男の子に最後に伝えます。そのしるしとは……、
「私、地球でいちばん、ふしあわせなものになってるわ。そうすれば、あなたは、私のことがわかるでしょ?」

幸せは君の前に、不幸の姿で現れるんです。
不幸でラッピングされた天空のギフトの中身は、愛です。

――――――――――――――――――
出典:ひすいこうたろう著「3秒でハッピーになる 超名言100」(株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン)
💖毎朝7時更新! 今日もハッピー!