想像体験と意志の力(3)
💖佐藤 富雄著「自分を変える魔法の『口ぐせ』」P71より ※画像(生成AI)は本文とは関係ありません。
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想像体験は意志の力にまさる(つづき)
心配事の80%は起こらないといわれます。起きてしまうのは、残りの20%だけです。ただし、そのうちの80%は、順序だてて整理し、準備を整えて対応すると、心配事には至らず解決ができます。つまり、その時にならなければ手の打ちようがない、いわゆる心配に値する本当の心配事は、全体の4%に過ぎないということです。
誘導自己暗示の世界的な権威、フランスの医学者エミール・クーエという人は、自己暗示に関する次のような法則を打ち立てました。
〇法則1 意志と想像力が争えば、必ず想像力が勝つ。
〇法則2 意志と想像力が一致すれば、その力は和でなく積である。
〇法則3 想像力は誘導が可能である。
意志よりも想像を優先させたほうが物事は成就しやすいということです。たとえば、自分が好きでもないことをしなければならない場合には、なるべく想像力を発揮して、楽しくなる方向へ持っていくと良いということです。
そうした脳の機能とミラクルなはたらきによって望みを達成していくには、何といってもまず、楽天的な「快」の状態を保つことが絶対的な条件となります。
愛と感謝の念を忘れずに、心の大地を耕すことも大事です。愛することは、愛されること以上に大きな充足感と幸福感をもたらします。そして、何かに感謝している時の心の状態は、肥沃な土地をますます耕す働きをします。
そうして常に耕しながら、たっぷりと養分をたくわえた土地に未来志向の種を蒔くのです。土壌がいいと、種はすぐに芽を出します。考えたこと、望んだことが早く実現するようになるのです。そして、いい土地は瘦せ細ることなく、ずっと長持ちもします。
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出典:佐藤 富雄著「自分を変える魔法の「口ぐせ」(株式会社かんき出版)
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