希望をもつ

💖高田明和著「脳と心に効く言葉」P128より ※画像(生成AI)は本文とは関係ありません。
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希望をもつことが人を動かす

多くの人生訓、幸福論を読みますと、
「自分を好きになりましょう。少なくとも嫌いになることはやめましょう」
と書いてあります。私には実によくわかるのです。私たちが自分を好きになると、それは相手に
「私はあなたが好きだ。好意をもっている、尊敬している」
という言葉に翻訳されて伝わるようなものです。
ですからもし自分に自信がないと、それは相手に、
「お前は自信がないのだ。私はそれを知っている」
というように伝わるのです。自分に自信をもてば、相手がそれに威圧感を感じて、敵意をもったり、競争意識を持ったりしそうですが、そうではないのです。
もしあなたが本当は自信がないのに、ハッタリで自信があるように振る舞っても、相手は心の通路であなたがうそを言っていることを(無意識に)知ってしまうのです。当然あなたに反発もし、敵意も感ずるのです。
しかし、間違ってはいけません。あなたが本当に自信をもっていれば、そんなことにはならないということです。
では希望はどうでしょうか。あなたが希望をもっていると、心の奥で相手に伝わります。相手はあなたが自信のある人間だと思います。自信があると思われて悪い気持ちになる人はいません。そこで相手は無意識のうちに、あなたの味方になってあなたの希望を実現させるように協力してしまうのです。
こうなると、こちらの心のあり方は相手に筒抜けといってもよいくらいです。困ったことに、ここにはうそは通用しないということことです。ですから自分を愛しましょう。本当の希望をもちましょう。それは周囲の人、初めて会う人に無意識のうちに伝わるのです。

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出典:高田明和著「脳と心に効く言葉」(株式会社 リヨン社)
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