どうしても親に感謝できない人へ(1)
💖永松茂久著「斉藤一人の人を動かす」P135より ※画像(生成AI)は本文とは関係ありません。
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質問その4「どうしても親に感謝できません」
(前略)
「親が嫌いって人はな、実は今が不幸なんだよ」
「え、不幸なんですか?」
「そう。自分が全力で幸せになると、不思議と親って生んでくれただけでありがたいと思えるようになるの。だから親が嫌いっていうことは、自分が幸せになる努力が足りないんだよ」
「自分が幸せになる努力……」
「良く言うんだけどね。子どもが嫌いになるくらいだから、その親も嫌われる理由があるんだよ。ただ、子どもにできることは、自分が親になった時にそれを自分の子どもにしないことだよ。子どもにも他人にもしないこと、それで十分なんだよ。最初に言った人間関係の基本な。それはなんだか分るよな」
「相手を変えようとしないこと。自分自身が変わること」
僕は答えた。
「そう。だから親を変えようじゃないんだよ。自分が変わればいいんだよ。親がそうなったのにはわけがあるんだよ。その親はそのまた親からそうされてきたんだよ。先祖代々伝わってきたものなんだよ。だからよく覚えときなよ。この世で何とかできるのは自分のことだけ。
それとな、子どもから見れば親は完璧なんだよ。でも本当は完璧じゃないから腹立てるんだよ。ところでシゲ、お前はいくつになった?」
「35歳になりました」
「お父さんお母さんは?」
「二人とも59歳です。僕、24歳の時の子なんです」
(つづく)
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出典:永松茂久著「斉藤一人の人を動かす」 (株式会社PHP研究所)
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