どうしても親に感謝できない人へ(2)
💖永松茂久著「斉藤一人の人を動かす」P136より ※画像(生成AI)は本文とは関係ありません。
――――――――――――――――――
質問その4「どうしても親に感謝できません」(つづき)
「そうか。若くして生んでくれたんだな。ってことは、つまり、おまえが生まれた時の親より年上になってるんだよ」
「そうなりますね」
「そして、今のお前の年齢は、おまえが物心ついた時の親より、今のお前の方が年が上なんだね」
「ですね」
「シゲ、今のお前は自分で完璧と思えるか?」
「いや、穴だらけです」
「だろ? 今になっても自分がいかに完璧じゃないかが分かるだろ。しかもそれより年が下の親を完璧だと思ってた子どものほうがめちゃくちゃなんだよ」
「確かに。理屈が合いませんね」
「それなのになんか親ってのはすごいんだって思い込んじゃうんだけど、人間誰も完璧じゃないよ。あっちぶつかりこっちぶつかりやってな。その質問をしてくれた奥さんは40歳だって言ってた。どんな親だって、なった時は未熟なんだよ。そう考えると、未熟な親が自分を育ててくれたなって思ったら、感謝がわいてくるよ。未熟な親を非難することじゃなくて、考え方をちょっと変えれば、その未熟な親が、本当は自分が食っていくのに精いっぱいなのに、よく自分まで育ててくれたなって思えるよ。だから人間って、感謝しようと思ったらいくらでも感謝できるんだよ。これってね、すごく大きいことだよ」
一人さんの回答
自分より若かった当時の親が、自分を育ててくれたと思えば、それだけで今よりは感謝できるようになる。
――――――――――――――――――
出典:永松茂久著「斉藤一人の人を動かす」 (株式会社PHP研究所)
💖毎朝7時更新! 今日もハッピー!