解釈の選択が、未来を決める(1)

💖阿部 敏郎著「CD付 すべての『思い込み』から自由になる生き方」P204より  ※画像(生成AI)は本文とは関係ありません。
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自分が選ぶ言葉と解釈が現実を想像する

無意識の会話に気づくといいのは、お金に関してだけではありません。自分が経験していること、経験してきたこと、自分が自分をどう見てどう表現しているか、もです。
たとえば、何かをやって期待どおりの結果にならなかったとします。それを「失敗した」と思えば、それは失敗になる。「自分がダメだからだ」と思えば、自己評価は下がる。
でも、「いい経験をした」と思えば、いい経験になる。「自分はベストを尽くした、よくやった」と思えば、自己評価はポジティブなものになります。
「どういう言葉で、出来事を説明するか」は、自分が「どう評価するか」であり、それが現実を決めていく。その現実を抱えて生きていくことになるんです。

実際は、出来事そのものには意味はないわけです。ただ起きることが起きているだけで、「いいい」も「悪く」もなく、中立です。
「どう説明するか」は、まわりに「自分がその経験をどうとらえているか」を表現すると同時に、「自分の中で、その経験をどう所有しているか」も決めます。実を言うと、そっちのほうがはるかに大事なんです。人にはとりつくろえても、自分には直接、大きな影響を与えますから。
(つづく)

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出典:阿部 敏郎著「CD付 すべての『思い込み』から自由になる生き方」((株)中経出版)
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