「ウサギとカメ」の話のつづき
💖昇 幹夫著「笑って長生き」 P52より ※画像(生成AI)は本文とは関係ありません。
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「ウサギとカメ」の話のつづき
小林正観さんがウサギとカメの話の続きを作りました。
月曜日にウサギは昼寝をして負けた。悔しい。火曜日にもう1度しようと、今度は昼寝をせずにゴールして、夕方にゴールしたカメに言いました。「お前、悔しくないか」「悔しくない。自分の記録をきのうより30分縮めたから」。ウサギはショックでした。水曜日、ウサギはもっとスピードアップして1時間縮めました。木曜日、ウサギがスタートラインに立つと、カメはいっぱい友達を連れてきていました。ウサギは先に行って一人ぼっち。カメはみんなと楽しくおしゃべりしながら夕方にゴールしました。金曜日、ウサギもいっぱい友だちを連れてきて、カメもいっぱい友だちを連れてきて、スタートして、途中の峠に差しかかった時に期せずして両方は言いました。「行き着く先が一緒だったら、花を愛でたり、歌を歌ったり、のんびり歩くスローライフで行こうよ」
それもまたいい人生と思いませんか。そのためにはみんなちがっていいのです。みんな役目があります。受け止め方の問題です。30人のクラスで、29番の人にとっては30番の人がとても大事です。この人が転校でもしていなくなったら自分がビリになりますから、やっぱりいてもらわなきゃいけないのです。
(後略)
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出典:昇 幹夫著「笑って長生き」(株式会社 大月書店)
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