いつもおだやかな気持ちでいる(1)

💖 武田双雲著「『ありがとう』の教科書」P087より ※画像(生成AI)は本文とは関係ありません。
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あなたはいつも、どんな顔でいますか?

「和顔」でいると、相手だけでなく、自分の気持ちもおだやかになります。
あなたの明るい表情が、まわりの人をあたたかい気持ちにさせ、それが良い空間、良い関係を築くからです。

人の表情は、過去の経験や記憶からつくられます。

たとえば、「運動会」と聞いて、あなたはどんな表情になるでしょうか。
「毎年、リレーのアンンカーとして活躍していた」という輝かしい過去があれば、自然と笑顔になりますし、「最後の運動会の組体操で転倒してしまった……」などという苦い経験がある人は、自然とくやしい表情になります。
要するに、あなたの表情は、過去の記憶に引き寄せられてつくられるのです。

脳の構造上、楽しい記憶がなかったとしても、楽しい表情を強制的につくることで、「楽しい過去」として再認識します。
「笑う門には福来る」ということわざは、まさに「先に行動し、今を変える」という、人の潜在意識をうまく利用したテクニックです。
楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔になるから楽しいのです。
だからこそ、いつも「和顔」でいることが大切なのです。

(つづく)

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出典:「『ありがとう』の教科書」(株式会社すばる舎)
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