表情は万国共通(1)

💖 春木 豊著「動きが心をつくる 身体心理学への招待」P106より ※画像(生成AI)は本文とは関係ありません。
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表情の性質

先にも述べたように、表情反応は極めて生得的な性質を持っている。たとえば笑いの表情には、二種類ある。一つは呵呵大笑いといわれるようなハハハという大笑いである。もう一つはにっこりという微笑である。
この二つの笑いは性質が異なるといわれている。大笑いの起源は攻撃であるといわれる。自分が大笑いしたときは、大概愉快な気持ちになるが、しかし他人から大笑いされたときには、必ずしも愉快にはならないだろう。むしろ笑われて不愉快な気持ちになることも多い。これに対して相手に微笑されて不愉快になることはほとんどないだろう。
観察結果によって異なるが、赤ちゃんでは生後数週間で微笑が観察されるといわれている。大笑いはかなり後になって起こるので学習性のものであると考えられるが、それに比べて、微笑はかなり生得的であるといえる。これは周囲の大人をひきつける反応であるといわれている。

(つづく)

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出典: 春木 豊著「動きが心をつくる 身体心理学への招待」(株式会社講談社)
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