遠いお空のぢいさんや
我が家の風景見えるかな
見えるとも見えるとも
お前は一寸ドジダケド
とうちゃん かあちゃん
やさしくて
それをまねてか孫までも
それをまねてか
やさしくて
以下に掲載する「詩」は、母が書いたものをパソコンに書き留めながらも、その後何回も取り出しているうちに原紙が紛失し、現在は書き写した文字だけで残っているものです。
本来なら縦書きで・・・と思いますが、ここでは横書きで掲載しています。
私の一生 どちらかな
エンマ様にききましょう
ユキンコや
早くわたしに 春よ来い
困るねェ
ミルクトラパン つるつるだ
見せろ見せろ 顔見せろ
落とした入れ歯 取りに来い
去る君の
長き旅路よ すこやかに
さびしさや
コオロギの鳴く音にも 涙して
ミルクあめ
家族の心に 涙する
家族づれ
夫も喜ぶ りんごがり
やさしいやさしい 家族のみなさんへ
たよりないばあですが
くれぐれもよろしくお願いします
おきたれど
何をやっていいやら手につかず
又 フトンえもぐりこみました
御免なさい 正ちゃん つとめですか
もう少し休んだら がんばります
父親よ
どこへ行くのか 妻すてて
夫の死とは つゆしらず
胸のざわめき あわれなり
しばらく おじいちゃんの事は
言わないでね
今頃は どこに居るでしょうね
過ぎにしことは 忘れなん
たずねし人の笑い声