良くなると予想しよう!

💖ジャック・キャンフィールド、ケント・ヒーリー著「あなたの潜在能力を引き出す 20の原則と54の名言」P44より ※画像は本文とは関係ありません。
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ポジティブな予想をする

(前略)数年前、テキサス州の医師団が複数の患者を対象に、膝の治療法の効果を比較しました。具体的には、①関節を削る、②関節を洗浄する、③とくに何もしない、の3つです。
③の「とくに何もしない」治療の最中、医師団は患者たちに麻酔をし、膝に3か所の「手術痕」をつくりました。すると2年後、その患者たちは実際に治療を受けた患者たちと同じ効果を得たと報告したのです。
彼らの脳は、手術が膝をよくしてくれると予想し、手術を受けていないのに実際にそういう結果を得たのです。驚異的な現象と呼ぶほかありません。

なぜ、脳はこんな働きをするのでしょうか。「予想理論」を研究している神経心理学者によると、人間は生涯にわたり、実際にそうなるかどうかは別として、何らかのことが起きると予想しているというのです。言い換えれば、脳がなんらかのことを予想するから、多くに場合、私たちは予想しているものを得ることになります。
だからこそ、ポジティブな予想をすることが重要なのです。ネガティブな予想をポジティブな予想と取り替えるとき、脳はあなたがその予想を実現するのを助けてくれます。なんと素晴らしいことでしょうか。

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出典:ジャック・キャンフィールド、ケント・ヒーリー著「あなたの潜在能力を引き出す 20の原則と54の名言」(株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン)