必要なのは「自己肯定」(1)

💖小杉俊哉著「ラッキーな人の法則」P155より 画像は本文とは関係ありません。
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自己承認なしの他者支援は被害者意識を生む

「他者支援」や「感謝」は、ラッキーをつかむために欠かせないものではありますが、実は、「取り扱い注意」の面も持っています。
というのも、自分自身を肯定できない段階でこれを積極的に取り入れてしまうと、逆にアンラッキーな状況になりかねないのです。
ラッキー度調査でも、ラッキー度があまり高くなく、とりわけ自分に対して否定的な見方をする傾向がある人でも、「他者支援」や「感謝」をするということには肯定的な人は少なからずいました。
ところが、それはあまりにラッキーにつながっていませんし、それどころか、逆にその人にとってマイナスになっている傾向がみられることもあったのです。
その理由は、自分自身を肯定できない段階で他者を支援しようとすると、それが「自己犠牲」の意識、場合によっては「被害者意識」につながってしまうことがあるからです。
自分が肯定できないとは、自分に対して自信が持てない状態です。「どうせ私は……」と、周りに対して卑屈になっている状態です。
そのとき、人に対してどんどん情報提供したり、人を紹介したり、はたまた出費したり……なんてことをしていたら、「なんで私が、この人のためにこんなに頑張らなければいけないんだ」という気持ちになるのが自然の流れでしょう。

(つづく)

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出典:小杉俊哉著「ラッキーな人の法則」((㈱中経出版)
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