長寿を祝う社会なら、認知症も肯定しよう

💖上田 諭著「治さなくてよい認知症」P171より ※画像は本文とは関係ありません。
…………………………………………

超高齢社会となった今、認知症は今や国民みなの病です。85歳以上になれば、ほぼ2人に1人が認知症です。長寿と認知症は切り離せません。長寿をお祝いする社会なら、認知症も肯定しなければスジが通りません。いま中年世代の私たちも25年後(早い人は10年後)には認知症になると考えるのが自然でしょう。長寿の国で長寿の人をいたわるのは、順番にめぐってくる「当たり前のこと」なのです。それとも、長寿を礼賛しつつ、「困った高齢者」ばかりの国にしたいでしょうか。それを決めるのは、私たちの認知症の人に対する見方と意識次第です。

…………………………………………
出典:上田 諭著「治さなくてよい認知症」(株式会社日本評論社)
※詳細は「認知症専門家の声」ページ〝ご家族へのメッセージ〟でどうぞ。

毎朝7時更新!