小さくてもいいから幸せな心をつくっておく
💖前野隆司著「実戦 ポジティブ心理学 幸せのサイエンス」P106より ※画像は本文とは関係ありません。
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幸せは結果ではなく原因でもある
ポジティブ心理学の目的は「幸せになること」だといましたが、実はポジティブ心理学で強調していることの一つは「幸せは原因にもなる」と言うことです。
「幸せ」は、最終的な結果だと思われがちです。だからでしょうか。最期の瞬間に「ああ、幸せだった」と思える人生ならば、今は苦しくても構わないと考えている人が少なくないように思います。
しかし、繰り返しますが、幸せは原因にもなります。幸せを最終目的にするのではなく、まず小さくてもいいから幸せな心をつくっておくと、次々にいいことが訪れるようになります。
わかりやすい例でいうと、マインドフルネスがあります。マインドフルネス瞑想は、今ここの瞬間だけに集中するので、過去の嫌だったことや未来への不安を忘れることができて、穏やかで幸せな心をもつことができます。マインドフルネスは、幸せな心の状態をつくっておく一つの方法ともいえます。
まず幸せな心をつくっておくと、これまでも述べてきたように、長生きできたり、健康でいることができたり、パフォーマンスが上がったりと、いろいろな効果がもたらされます。ですから、幸せは最終目標、と考えるのではなく、幸せな心をつくっておくといろいろといいことがある、というふうに逆転の発想をしましょう。これがポジティブ心理学の考え方なのです。
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出典:前野隆司著「実戦 ポジティブ心理学 幸せのサイエンス」(株式会社PHP研究所)
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