自然界に学ぶ「足るを知る」生き方(2)

💖稲盛和夫著「心。」P087より ※画像は本文とは関係ありません。
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「足るを知る」生き方は
自然界が教えてくれる(つづき)

それほど高価値の食材なら、しょっちゅう動物を襲ってもよさそうなものですが、彼らはそうしません。その頻度は定かではないけれども、「たまに」しか捕らえようとしない。生きて行くのに必要な栄養分だけを捕食し、それ以上はやはりむさぼろうとしないのだそうです。
この話を聞いたとき、私は自然界にあって人間界にはない「節度」を感じました。生存のための必要最低限の努力はするが、欲望を過剰に拡大させるような振る舞いはけっしてしない。「足るを知る」本能が、彼らには備わっているのです。

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出典:稲盛和夫著「心。」(株式会社サンマーク出版)
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