自己イメージが自分を作る

💖中野信子著「世界の『頭のいい人』がやっていることを1冊にまとめてみた」P155より 画像は本文とは関係ありません。
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他人の評価より自分の評価のほうに強く影響を受ける

人間というのは、誰か他人が評価するよりもずっと、自分で自分のことを常に評価し続けています。そのような機能が、脳(前頭葉・内側前頭前野)にあることが知られているくらいです。なので、他人の言葉よりも、自分の思い込みのほうが、コンプレックスを強くしているのです。

例えば、太っていることを気にしている人に向かって「デブ!」と言うと、その人は傷ついてしまいます。太っていることを気にしていれば気にしているほど、その人は、深く傷ついてしまうでしょう。
客観的に見て特に太っている体型ではない人でも、普段から自分が太っていると思い込んでいる人だったら、「痩せなきゃ……」という思いに駆られてしまうことも多いのです。ダイエットに必死な人だったりしたら、悲しすぎてどん底まで落ち込んでしまうかもしれません。

しかし、もしその人が、体型について全くコンプレックスを持っていなかったら、どうでしょうか。むしろ、自分が太っていることを気に入っていて、それをうりにしているとしたら。
その人は、いきなり「デブ!」と言われたことで、ちょっとびっくりするかもしれませんが、それによって心が傷つくことはないでしょう。むしろ逆に、「なあに?いきなり(笑)」と、笑い出してしまうくらいの心の余裕があるかもしれません。

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出典:中野信子著「世界の『頭のいい人』がやっていることを1冊にまとめてみた」(株式会社アスコム)
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